現在試みつつあること

音声による入力の活用

現在、スマホやタブレットは、音声ベースで操作できる機能が急速に進みつつあります。その背景には、キー入力が難しい現場の作業に活用できるまで、音声認識の技術が進歩したことがあります。これは、視覚障碍者にとっても、朗報と言えるでしょう。

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複雑な文章の音声認識や、合成音声は、インターネットを通して、サービス会社が運営するクラウドで行なわれてきましたが、スマホの記憶容量が増大し、内部で行われるようになっています。また、クラウドを利用すると、「OKグーグル、明日の鹿児島の天気は」とか、「明日よる9時、青森に行く新幹線の時間は」なども答えてくれます。

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日本語には、英語などにはない、難しい課題が残っています。それは同音異語の多いことです。人名や地名、駅名などは、正しい読みが判らない物が沢山あります。クラウドを利用する音声入力では、固有名詞を除いて、ほぼ100%、正しい漢字を探してくれます。ドキュメントトーカの漢字変換の辞書も、かなり改良されてきました。ユーザが辞書登録を追加することで、クラウドを使わなくても、正確な文章が書けるようになっています。

かなりのユーザーから、周りに人がいる中で、大きな声で音声入力するのは、恥ずかしいとの声も聞かれます。これに関しては、小声でも音声入力が出来る、ヘッドセットが出回っていますので、ご利用下さい。

小声で話せるヘッドセットの例


いま、急速に紙の書籍が、電子書籍に変わり、音読することができます。私達が開発した、音読付の触覚本では、大きな文字に点字が重なっている上、グラフや描画線が触覚や音声で読めるようになっています。次のセクションで説明するように、大学や大学院レベルの知見を、簡単に得ることができる時代に入りつつあるのです。

触覚本 マンガ塙保己一のページに移る


それでも、視覚なしで、スマホやパソコンを活用し、最新の技術の恩恵を受けるのは、大変だと考えます。その努力を、楽しみと考え、一歩一歩、恩恵を享受するようになってください。

触覚天空・地球儀。内面、外面の関連が理解できる特長をもつ 試作中

天体座標系、明るい星座と星を示す、触覚プラネタリウム内面 銀河系の水素原子、分子の分布を示す、触覚プラネタリウム外面

音声つき触覚本形式での、専門書の出版 試作中

多角形の辺と頂点:カラー図 多角形の辺と頂点:触覚図

多角形の辺と頂点:カラー図 多角形の辺と頂点:触覚図

スマホを使った、物理実験 試作中

Phyphoxが入りのスマホを紐をつないで振り子実験 スマホの加速度の時間変化示すグラフ

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